くそDDの俳優ヲタクがドリフェスラストライブに行ったお話。

2018.10.20 ドリフェス! Presents FINAL
STAGE at NIPPON BUDOKAN「ALL FOR TOMORROW!!!!!!!」に参加させて頂きました。

今回が初めての参加でした。

予定があり20日にしか参加できませんでしたがとっても楽しくてサイコー超えてて幸せな時間でした。

 

私がドリフェスを知ってから今に至るまでの葛藤とかいろいろ思ったことを残しておきたい……!!!と思って普段推しに手紙すら書かない私が筆を(スマホを)とりました。

 

文才なんてものは持ち合わせていないので文章ぐちゃぐちゃだと思います。

また、全部を追えていた訳では無いので時系列がぐちゃぐちゃだし事実と違うところもあるかもしれませんがご了承ください。

 

  1. ドリフェスとの出会い

私はもともと佐藤健さんきっかけでアミューズ事務所の俳優を好きになりました。

どんどんのめり込んでいって今ではアミューズ箱推しのくそみたいなDDになりました。

なので、急にTLにドリフェス!始動!!

って現れて最初は「え???桜田通くんのフェス??え、ライブ??」って思いました笑

でもアニメの絵もツイートされていたので違うな、と思いメンバーをみると石原壮馬くん(以下そーま)、太田将熙くん(以下おーたま)、富田健太郎くん(以下とみけん)、溝口琢矢くん(以下みぞたく)、正木郁くん(以下郁くん)と出ていてキャスト陣も次々に情報解禁のツイートを始めました。

 

私は正直戸惑いました。

そーま、おーたまは劇団プレステージ(アミューズ内の劇団)の舞台を観にいっていたので元々知っていたしみぞたくは仮面ライダー電王が好きだったのでそれで知っていてとみけんは演技はみたことなくて名前と顔とブラステでてたって情報くらいで郁くんにいたっては「え??だれ??」って感じでした。(後に郁くんはこれのオーディションでアミューズに入ったことを知る。)

まず劇プレ組は劇プレどーするの!!?って思ったし、そもそもドリフェスってなに??マルチメディアコンテンツって言ってるからアニメ、CDデビュー……もろもろ確約されてるんだろうけど……ってひたすら戸惑ってました。

 

そしてしばらくして彼らが街頭でうちわらしきものを配るっていうツイートもみてなんだか切なくなりました。

本当に大丈夫なんだよね??このコンテンツ成功するよね??って。俳優が声優をやるって甘い世界じゃないし……私は2次元も好きだったのでとにかく心配してました。

 

そしてそれからまたそのすぐあとくらいかな……ライバルが登場!ってシルエットだけ発表されて、すこしTLがざわざわして……みんな誰が来るんだって不安がってました。

そんな中、発表されたのは戸谷公人さん(以下きみと)と株元英彰さん(以下株ちゃん)でした。

私は2人とも知っていたのでとにかく驚いたしなんでここでベテランの公人……そしてまた劇プレ……もう困惑しかなかったですね。

この段階では大丈夫かな〜……って気持ちでいっぱいでした。それが私とドリフェスの出会いです。(出会いという程でもない)

 

2.ハンサムライブ出演決定の心境

それから月日は流れて私はアプリやアニメはちょこちょこ見ていたけれどハマるって言う程ではなくて。でも皆のツイートはみていたし俳優さんは好きなので応援はしていました。

 

だけど……毎年恒例ハンサムライブの出演者が発表されて私の気持ちは一変してしまいました。

ここから先ドリフェスを好きな方は嫌な話になってしまうかもしれません。

 

 

 

ハンサムライブの出演者が発表されてドリフェスメンバーの名前もありました。

それ自体は全然嬉しくて「出るんだな」って受け止めることが出来たんです。

…………ただ、DearDreamとして出ることが私としてはすごく嫌でした。

事務所として今出来たばかりのユニットを売り出したい気持ちもわかるしハンサムに来たお客さんを取り込みたい気持ちも理解は出来るんです。

ただ、この年はただでさえハンサム初参加の子達も多くて……元々は″ファン感謝祭″って名目のイベントのはずなのに″新人お披露目会″になってしまったような気がして寂しくて。

どうしてDearDreamとして出すんだろう。

個人で出してあげてよ。いいなとおもったお客さんは自然とその子を推すからドリフェスのことだって知るんじゃないの??なんで??って気持ちがどうしても大きくて受け止められませんでした。

そして更に私の気持ちにおいうちをかけたのが事前にハンサムのことについての情報解禁をするネット配信番組が始まって毎回何人かハンサムメンバーがでてハンサムについての情報解禁をしていたのですがそれにDearDreamが出ていた回があってそれをみていたときに「そーまとおーたまはDearDreamと劇団プレステージに所属してる」って話になってそーまが「そうなんですけど……キラキラモードで行きたいんでハンサムの時は劇団のこと忘れさせてください!すみません!」って言ってなんていうかすっっごい悲しくて……本人は冗談のつもりなのもわかるし悪気がないのもわかってるから彼が悪いとかそういう話ではありません決して。でもただただその当時は悲しかった。そんな複雑な心境でした。

 

3.ハンサムライブ当日

そうして迎えたハンサム当日。

公演はもちろん楽しくて最高でした。

でもハンサムの中でドリフェスのコーナーがあって……アニメの映像がバックで流れてDearDreamとKUROFUNEが歌って踊って一生懸命で頑張っているのはわかるんだけどやっぱりどこか浮いてしまっていて……その部分だけどうしてもハンサムじゃなくてドリフェス!のライブになってしまって……どうしてハンサムでやるの??ドリフェスドリフェスでやりなよって気持ちになってしまいました。

やってる本人達も本当に楽しいのかな??つらくないのかな、こんなにアウェイ感満載で……大丈夫かな、無理してないのかな。

そんな気持ちばかり渦巻いて切なくて苦しかったです。

個人個人は大好きなのにこのコンテンツを受け入れられない自分も嫌なファンだなあって思えて。ドリフェスが嫌いなわけじゃない。でもハンサムでやるのは違うと思うし受け入れられない。役者が可哀想だって。ドリフェスをみるたび、ドリフェスメンバーのツイートを見る度そんなことを考えてました。

 

4.少しだけ受け入れられた瞬間

2017年になりそんなこんなでモヤモヤはしていていながらも1stライブとかは行きたいなって思ったりもしました。でも曲や人は好きでもこんなに批判的な気持ちで行ってもきっと楽しめないし一緒に行く人もいない。一人で足を踏み入れるのはどんなファン層なのかわからないのに勇気が出なくて結局見送りました。(今思えば行っておけばよかった……)

 

 その後もドリフェスは本格的には追うことも無くキャストのツイートやアニメ、アプリなどを嗜むだけにしていました。

 

そんなある日Twitterでおーたまのインタビューの記事が流れてきてなんとなく開いて読むとそこにおーたまがドリフェスに出会ってよかったこと、もしかしたらドリフェスに出会っていなかったら役者を辞めてしまっていたかもしれなかったこと、などが書かれていて……おもわず泣きそうになってしまいました。

私はあのハンサム以降、キャストはどこかで無理をしているんじゃないか、本当はやりたくないんじゃないか、そんなことを心の片隅で感じていて……だからおーたまがドリフェスに出会えてよかった。ドリフェスがなかったら役者辞めてたと思うという言葉を読んでハッとしたし同時に「よかったな」って気持ちになりました。″可哀想″だなんて感じていて申し訳なくなりました。

 

この記事を読んでから私は少しだけドリフェスというコンテンツに対して好意的な気持ちになれたように思います。

 

5.ドリフェスが人気コンテンツへ

その後もドリフェスは着々と実績を重ねていていろんなイベントに出てはたくさんの声優さん達とも仲良くなっていて人気コンテンツへの階段を登っていました。

アニメ2期も始まりメンバーの成長に驚き、ドリフェス!Rになり2.5次元のユニットから5次元(2次元+3次元)ユニットに変化をして。

ライブがある前とあとには感謝の気持ちをツイートするメンバー達をみてドリフェスのファンは幸せだろうなあと羨ましく思ったりもしていて。その頃にはだいぶドリフェスを受け入れられるようになっていたと思います。

 

6.ドリフェスプロジェクト終了

こうしてだんだんと私の気持ちに整理がつき始め、ドリフェス自体もまだまだ人気になるだろうな、という頃。

その知らせは突然やってきました。

 

『アプリ終了』

『DearDream、KUROFUNE活動休止』

 

当然TLは騒然としました。

始まるのも突然、終わるのも突然……

私も、受け入れられそうだし1回くらいライブ行ってみたいな、なんて思っていたので少しだけショックでした。

 

でもやっぱり私はクズで嫌なオタクなので……今までドリフェスの活動が多くてアイドルばかりで俳優業がほとんどできていなかったメンバー達。

それがドリフェスが終了することによって解禁される。

みぞたく、かおるくん、とみけんは声優も俳優もたくさんオファーがきそうだな、とかそーま、おーたま、株ちゃんは劇プレに戻って舞台にでるのかな、とかきみとは舞台とかドラマかな……なんて終わったあとのキャストの今後にワクワクしてしまう気持ちの方が正直大きかったです。

 

そしてプロジェクト終了のお知らせと同時に武道館でラストライブをすることも告知されました。

発表された時、行ってみたいとは一瞬思ったものの……こんな批判的なやつが行く資格はないし一緒に行く人もいないし曲も少ししか知らないし……なんていろんな理由をつけて行くつもりは毛頭ありませんでした。

 

4.武道館追加公演

月日は進んで武道館の追加公演が発表されました。

私はうわー、追加公演やるんだ……!!!

すごいなあ……って他人事のように思っていました。

そんな時、2017年のハンサムで仲良くなった子から『20日に武道館の追加公演発表されたんだけど一緒に行かない?』とお誘いをされて。

その子にも会いたかったし『え、いく!!』なんて軽率に返事をしていました。(本当にクソ)

でもCDを1枚も持ってない。アプリもやりこんでない。アニメだって最後まで続かなかった。

そんなやつが行っていい場所なのか。

もっと行きたい人はいるんじゃないか。

ずっと考えていました。

 

5.公演当日

そして、いよいよ公演当日。

公演前までには買おうとしていたCD、DVDも結局買えなくてついていけるか不安だったけど

友達に『大丈夫だよ。楽しませてくれるから』って言われて純粋に凄いなって思いました。

曲を知らなくても楽しませてくれるから楽しめるよってファンに言わせることができる……それってすごくない??

 

そして実際ものすごく楽しくてコールもすごいしたし叫んで声も枯らして。笑

最後の挨拶で公人が『心に穴があくときってないですか。役者としてもっとできることがあるはずなのにって。モヤモヤ燻っている時に出会ったのがドリフェスでした。ドリフェスは心の隙間を埋めてくれてもっと出来るんだって思わせてくれた』って言ってて公人がお父さんのことを公表した時も思ったけど、みんなまっすぐで葛藤があってこのプロジェクトに臨んだこと、声優が甘い世界じゃないことを知っているから批判があることも分かっていたこと……そーか、みんな葛藤があったんだなあ……ファンの私たちが葛藤があったのに本人達がないわけがないよねって。普通はそういう面って出さないはずなのにそういうものを全て出してくれる彼らが素敵だなって思ったし私は3年追っていたわけじゃ全然ないから泣く資格なんてないし泣くなんて自分でも全く思ってなかったのに気づいたら号泣していて。

誘ってくれた友達よりも泣いていました笑

 

批判ばかりしていた私にありがとうなんて寂しいなんて思う資格はないけれど……

でもこのライブに来てペンラを振って叫んで初めて本当にドリフェスというコンテンツを受け入れられてこのコンテンツがあってよかったって心から思えました。

 

武道館に行けてよかった。

きっと行かなかったらドリフェスのことを本当の意味で受け入れることもメンバーの葛藤も知らなかったままだとおもうから。

 

DearDream

石原壮馬as天宮奏

溝口琢矢as及川慎

富田健太郎as佐々木純哉

太田将熙as片桐いつき

正木郁as沢村千弦

 

KUROFUNE

戸谷公人as風間圭吾

株元英彰as黒石勇人

 

幸せな時間をありがとう